4月8日(金)に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。「週刊文春」ではメルマガ会員を対象に、「最も好きなキャラ」を1人、「最も印象的な場面」を1つ、それぞれ尋ねる緊急アンケートを実施した。期間は、3月25日(金)から4月4日(月)まで。総回答数は403票だった。

 まずは、「最も印象的な場面」トップ5~10。順位は以下の通りだ(全2回の1回目、後編へ続く)。

10位 空襲を受け、焦土に取り残された金太が泣き叫ぶ場面(17話)

 安子(上白石萌音)が「お母さんとおばあちゃんは、どこ?」と尋ねると、父・金太(甲本雅裕)は「防…空…壕…」とつぶやき、「小しずー! かーちゃーん! すまん! すまーん!」と叫び声をあげて泣き続けた。

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NHK公式インスタグラムより

「難しいシーンを、甲本雅裕さんが全力で演じられ、カムカムエヴリバディの中で、すべての出演者や登場人物の中で、理屈で説明できるようなものではない、一番記憶に残るシーンとお芝居でした」(52・男性)

9位 錠一郎がトランペットを諦めた過去を子どもたちに説明する場面(93話)

 喧嘩するひなた(川栄李奈)と桃太郎(青木柚)を前に、錠一郎(オダギリジョー)がトランペッターだった過去を告白。夢を断念したものの、今では「良いお父ちゃんとして生きられたらそれでええ」と告げ、「それでも人生は続いていく」と説いた。

NHK公式インスタグラムより

「人生に起こった事柄を振り返り自分の子供に生き様を説明するのは、どんな人生であれ感動する」(49・男性)

8位 稔と安子が、結婚の許しを得るため、橘家に赴く場面(15話) 

 稔(松村北斗)の両親から結婚の承諾を得て、橘家を訪問した2人。無事、金太らから許しを得て、2人は簡素な祝言を挙げる。安子と稔にとって、出征までの1カ月間は短いながらも、この上ない幸せな時間だった。

NHK公式インスタグラムより

「2人の残された時間がないなかで、この選択ができたことに、視聴者としてはとても嬉しい、そして何とも心がキュンとした場面だった」(50・女性)