1994年に『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブラック役で注目を浴び、1997年に初出場した『芸能人スポーツマンNo.1決定戦』で一気に知名度を上げたアクション俳優・タレントのケイン・コスギさん(47)。最近は映画やドラマ、バラエティ番組だけでなく、ゲーム配信者としても人気を博すなど、多彩な活躍を見せている。

ケイン・コスギさん ©石川啓次/文藝春秋

 そんなケインさんに、アクション俳優を志したきっかけや、『忍者戦隊カクレンジャー』出演当時のエピソードなどを聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く

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父親であるショー・コスギの影響でアクション俳優を志す

――ケインさんが俳優を目指したきっかけを改めてお聞かせください。

ケイン・コスギ(以下、ケイン) 6、7歳の時に父親(ショー・コスギ)が初めて主演した映画『燃えよNINJA』を見て、「かっこいいな」と思ったのがきっかけですね。

 そのとき父が演じたのは悪役だったんですけど、アクションがすごくて、僕にとってはヒーローに見えた。そこから「僕も大きくなったらアクション俳優になりたい」と思うようになりました。

 

――小さい頃から空手をやっていた影響もあるのでしょうか。

ケイン 空手は1歳半から習っていたんですが、父親が「もしかしたら将来的にアクションをやるかもしれない」と考えて、とにかく早い段階から教えたかったみたいなんです。だからその影響もあるかもしれません。

 そのおかげかどうかはわかりませんが、8歳の時には、父親の次の出演作『ニンジャ II 修羅ノ章』で、父親が演じた役の息子役でデビューできました。