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「変身できる幼稚園の先生は宇宙に1人だけ」「ウルトラマンの次は“保育メン”」 幼稚園教諭免許取得のつるの剛士(46)が目指す“子供たちの理想郷”とは?

つるの剛士さんインタビュー #2

note

“イクメン・つるの”と呼ばれ、異例の“育休”を取って話題に

――つるのさんは2010年、2016年と2度、芸能界では異例の“育休”を取り、話題となりました。

つるの  僕が“育休”を取った時は、“育休”という言葉自体がそんなに世の中になくて。だからすごいセンセーショナルな感じで取り上げてもらったんですよね。僕はそんなつもりなかったんだけど(笑)。その後に、“イクメン”ってみなさんに担いでいただいて。でも僕的にはあんまり“イクメン”っていう言葉は本意じゃないんですけど。

©️文藝春秋

 世の中のママからしたら、“イクママ”なんて言葉がないのに、なんで“イクメン”なんて言葉ができるんだって話じゃないですか。“イクメン・つるの”とか言われても、こそばゆいですよ。僕も流行語大賞をいただいたり、「イクメン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したり、すごくありがたいんですけど、根本的なことをいったらそこじゃないじゃんって。そもそも自分の子供だもんね。

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――確かにママは子育てと家事、両方をやって当然という風潮がありますね。

つるの そう、僕だって別に“育休”取ったからって、子育てだけしようと思って休んだわけでもないし、やっぱり奥さんを助けたかったからね。やっぱり世の中の人たちは“育休”っていうと、「育児をするための休み」みたいな感じですけど、ものすごい大変なんですよ。“男の家庭訓練”だと僕は思っているんですけど。

 例えば、ゴミを捨てるといっても、ペットボトルのフィルムを剥がしたり、キャップを分別したり、ゴミ袋を替えたり……。ゴミを捨てるまでにいろいろあるわけですよ。そういうのはやっぱり1回経験してみないとわからないことなので。僕もそうだったから偉そうなこと言えないですし、自戒の意味を込めてですけど、本当にいい経験させてもらいました。

――今までのいろいろな経験が現在のつるのさんの原動力になっているわけですね。

つるの そうですね。僕はついに人の子供を育てられる“保育メン”になったなあと思って(笑)。僕は“イクメン”っていう言葉はあんまり好きじゃなかったんだけど、“保育メン”はなんか間抜けでいいなと思って。ウルトラマンの次は“保育メン”(笑)。

夢は「つるちゃんマンランド」を作ること

――幼稚園教諭二種免許を取得されて、今後は保育士資格も取得する予定ということですが、実際に働くご予定はありますか。

幼稚園教諭二種免許状(つるの剛士Instagram)

つるの 実際に働くというのは、ちょっとまだ具体策は出てないんですけど。でもここまでやってきたら、次は4大に行こうかなって思って。先日、幼稚園教諭二種免許を取得したんですけど、一種免許を取得したら園長先生になれるんですよ。

 卒業アルバムにも書いたんですけど、「つるちゃんマンランド」を作りたいって夢があって。将来的には子供たちに携わる、園的なものを作れたらいいなあと漠然と思っていたんです。土地も去年の誕生日に買ったんですよ。山梨県の八ヶ岳の方に。

――すでに土地も購入されたんですね。

つるの そうなんです。まだ何もしてないですけど、将来的にこういう場所でできたらいいなーって漠然と思ってる場所を手にしました。富士山が見えるいいところなんですよ。

――まだまだ夢は終わらないですね。

つるの 仕事が復活してきちゃうと、なかなか4大も難しくなってくると思うので、その辺はスケジュールを見ながらどうしょうかなあと思っていますけどね。なので、僕の欲望としては来年の春に4大入学を目指しています。