1997年「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を好演し、2008年にはバラエティ番組「クイズ!ヘキサゴン」でユニット“羞恥心”を結成しブレイク。その後も俳優、タレント、歌手などマルチに活躍する、つるの剛士さん(46)。私生活では2男3女を育てる父親でもある。
そんなつるのさんは、今年3月12日にSNSで短期大学卒業と幼稚園教諭二種免許を取得したことを報告。なぜ当時44歳にして短期大学入学と保育士資格の取得を目指したのか、育児、家庭、資格取得後の夢など話を聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)
◆◆◆
初めての反抗期は「えっ!? 全然何を考えてるかわからない」と…
――つるのさんには5人のお子さんがいらっしゃいます。大変なことも多いのではないでしょうか?
つるの 大変なことを言い出したらキリがないですからね。5人いるっていうのは物理的に大変なこといっぱいありますよ。車1台に乗れないとか、旅館も1部屋じゃ泊まれないとか、ファミリーレストランで座れる椅子がないかとかね(笑)。でも毎日楽しいです。
――子育ての中でお子さんたちとぶつかることもあったのでしょうか。
つるの 僕自身も長男(詠斗さん・18歳)に関しては、初めての息子だから「どうしちゃったんだ、この子」みたいな時はありましたね。やっぱり反抗期って思春期じゃないですか。それまでは自分の中で描いていた線路の上を息子が歩いているんですよ。「はい、はい、そうだよね。うん、あなたはそんな感じ」って。でも思春期になると、全然違う方に歩き出すんですよ。「えっ!? 全然何を考えてるかわからない」ってなるんですよ。
でも何を考えてるか分からないのは当たり前なんですよ。本人もわかってないから(笑)。だから親御さんも悩むんですよね。でも1回経験すると下の子たちに対しても「はい、はい、次も来ました。はい、また次も来ました」って感じで、僕もだいぶ楽になったっていうか。
18歳の長男と15歳の次女は現在、カナダに留学中
――経験は大事ですね。
つるの そう。子供たちに親にしてもらいました。
――その18歳の長男・詠斗さんと15歳の次女・おとさんは現在、カナダに留学中ですよね。
つるの そうですね。子供たちはそれぞれやりたいことを見つけているんですよね。日本ではなかなか取れないような資格とか経験とかそういったものを持って帰ってきてくれると思うので、楽しみですね。
――子供たちに会えない時期は寂しいのでは?
つるの 寂しいけど、今は何でもあるから全然遠くに行っている感じがしないんですよ。リアルタイムでテレビ電話が繋がるし、GPSでどこにいるかも全部わかるから。子供たちも自分が遠くにいるって思ってないと思いますよ。僕たちの時代だと中学生とか高校生で親元離れるなんて想像できないですけど。「かわいい子には旅をさせよ」じゃないけど、ドンドン出した方がいいなって。