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「洗い流さないトリートメント」「ヘアオイル」「バーム」…整髪剤、なぜカタカナの商品名が無限に増えるのか

2022/04/24
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なぜカタカナの商品名が無限に増えるのか?

 スタイリング剤は、トレンドに対応した新しい製品が常に生まれています。様々なニーズに合わせて「種類」が増えるのは仕方がありませんが、同じような商品なのに、なぜその「呼び名」が増えてしまうのでしょうか?

 これは「ビジネス用語」に似ています。“新しい概念”として生まれる呼び名は、外来語が由来でカタカナが多く、フレーズを聞いただけでは意味がわかりにくい。ですが、その“微妙なニュアンス”が共有できる人同士では、話が早いのです。

 ファッション業界もまた、同じようでいてちょっと違う、そんな“微妙なニュアンス”を含んだフレーズにとても敏感です。

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 ですが、「ビジネス用語」は言葉の定義がはっきりしているのに対し、「ファッション業界の用語」は曖昧な表現になりがちです。この捉え所のない取っ付きにくさが、消費者を困らせてしまうのかもしれません。

わからないことは美容師さんに聞いてみましょう

 常に新しいものを求めるのは、業界の性かもしれません。ですが、その「呼び名」を覚えていないからといって、時代遅れになる訳ではありません。

 あくまでも“微妙なニュアンス”でしかないので、難しい部分は美容師さんに聞いてみるのがよいでしょう。そして、美容師さんの小難しい業界用語はサラッと受け流して、イイトコ取りするのがいいかもしれませんね。

「洗い流さないトリートメント」「ヘアオイル」「バーム」…整髪剤、なぜカタカナの商品名が無限に増えるのか

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