昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

夫をATMにしたまま自分は楽しく過ごす女性

三浦 男性でも女性でもそういう脳のタイプはある?

中野 女性がこの遺伝子を持っている場合は離婚にはならないんですよ。結婚生活を続けたままよろしくやる。夫をATMにしたまま、自分は楽しく過ごす、という行動をとりやすいんですね。AVPが少ないと、人に対しての共感性が下がるのかもしれない。オキシトシンと似たような物質なので、人との絆をあまり求めないタイプの人になるという感じでしょうかね。

三浦 なるほど。そうすると、そういう人たちは、一見魅力的だったとしても、結婚してみると意外と情が薄いと感じたりするような人なんですかね。だけど、異性関係にそんな消極的とかというわけでもないなら、浮気行動を繰り返すことになる。

中野 そういうことです。ただその逆のパターンもあり得るわけですよね。ドーパミン要求レベルが高い一方で、AVPの変異もない場合。そういう人は自分のパートナーをすごく大事にするし、金銭的にも豊かという組み合わせになる。家庭の中ではリスクテイキングはしないけれども、経済活動ではリスクをとれるというのはそういう人かもしれないですね。

【続きを読む】「日本的な結婚制度というのがあった方が人口が減ることになるんだと思います」欧州との比較で見えた日本で子供が増えないワケ

不倫と正義(新潮新書)

中野信子 ,三浦瑠麗

新潮社

2022年4月18日 発売

この記事の写真(2枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー
z