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くもりや雨の日にひどい頭痛、学校を休むと「サボり」といじめられた…ほかの人にはわかってもらえない気象病の“困難すぎる実態”

『1万人を治療した天気痛ドクターが教える「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』より #1

2022/04/24

理解してもらうために日誌をつける

 気象病という概念が、医師の世界でもまだ広く認知されていない点も、大きな障壁になっています。

 天気によって悪化する症状の根底には、その人がもともと抱えている慢性痛や不調があるケースが多いため、悪化の原因を「天気だ」と特定するのが難しいからです。症状が気圧の変化の影響を受けている可能性があったとしても、それを証明することができない。雨が降ると頭痛がひどくなるといっても、因果関係がはっきりとわからない。そう考える医師は多いです。

 一般的な検査を受けても、異常がまったく見つからずに、不定愁訴のひとつとして片づけられてしまうこともあります。

 場合によっては、 「心の問題」とみなされ、メンタルクリニックを紹介されて「うつ病」という診断が下されてしまうこともあります。

 では、天気による体の不調をわかってもらうためには、どうしたらいいか?

 まずは、どんな天気のときにどんな痛みの症状が出るのかについて、部位、程度、時間帯など、具体的に日誌をつけましょう(日誌のつけ方の詳細は後編でご紹介します)。そしてそれを持って、かかりつけ医に相談してください。

 また、頭痛外来や慢性痛専門外来などには、気象病に理解のある医師が多いので、そこで診てもらうのも選択肢のひとつです。症状を改善に導く、有効な治療とアドバイスをきっと提供してくれると思います。

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