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赤井 私のプロレスに対する思いや考えを伝えたんですけど……それでも大反対されたので、「理解してもらえないならしょうがないな」と思って、母と連絡を取るのをやめましたね。

 でも2013年8月に両国国技館でプロレスデビューをした時、母を招待したんです。私の試合だけじゃなく、私が好きな団体の試合を全部見てほしいなと思って。なんで私がDDTでデビューしたいと思ったのか、なんでDDTを好きになったのかを見てほしかった。

 

母のアドバイスと父・赤井英和から贈られた言葉

――お母さまは観に来たんですか?

赤井 観に来ました。

――赤井さんには、どんな言葉を?

赤井 私が試合中に口から血を垂らしていたんですよ。それがすごく心配だったみたいで、「これから試合をする時は、マウスピースをしなさい」と言われて。あとは、「ビビってるのが目でわかるから、目にクッと力を入れて、試合前から負ける顔をするな」とも言われましたね(笑)。

――本気のアドバイスをくれたんですね(笑)。ちなみに、お父さまにはプロレスデビューを伝えていたんですか?

赤井 プロレスデビューのことは、人づてに伝えてもらいました。そしたら父も「えっ?」と驚いてましたね。でも父は、リングでライトを浴びて人前で戦う楽しさとか、試合中にアドレナリンがバッと出てるような刺激をファイターとして知っている人なので、「ケガだけには気をつけて、悔いないように楽しんでほしい」と理解してくれました。

 

写真=石川啓次/文藝春秋

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