知る人ぞ知る、立ち食いそば「漆黒つゆ」の名店「そば谷」が6年ぶりに板橋で復活したワケ

　都営三田線、板橋区役所前駅のA1改札階段を出ると首都高速5号池袋線と中央環状線の巨大な合流点がみえる。その下は中山道だ。一本裏道の旧中山道に入って、仲宿商店街を北に進んでいく。この商店街は活気があってなかなかよい。激安本舗やスーパーLIFEもある。物価が安そうだ。10分ほど歩く。

　石神井川にかかる板橋にたどり着くと行き過ぎなので、少し手前を左折して、中山道方向へ歩いて行く。すると中山道に面した角地に仲宿「そば谷」が現れる。

開店2年後、すでに人気店になっていた

　午後1時過ぎの訪問だったが、店は女性客や若い男性客でごった返していた。とてもきれいな内装で、コロナ対策もしっかり。壁には天ぷらやコロッケなどのメニューがずらっと並ぶ。

　ショーケースにもうまそうな天ぷらが配置されている。立体的な「五目かき揚げ」、大きい「まいたけ」、「げそ」と1.5倍の「ジャンボげそ」、綺麗な「紅しょうが」、「イカ」、「春菊」、「ごぼう」など、どれもうまそうである。

　店員の小山さんに人気トッピングを聞いてみた。天ぷらでは「五目かき揚げ」、「げそ」、「ジャンボげそ」、「紅しょうが」、「春菊」、「まいたけ」など、また、たぬきときつねがのる「むじな」などが人気だという。そこでまず「春菊天そば」（400円）を注文した。