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ほんの少しだけ味わえた夢の時間

 第2戦は第1戦の轍を踏まぬよう開門前から行動開始。野球殿堂博物館で「東京時代のファイターズ展」を巡った後、早めにファンクラブブースで来場ポイントを加算しファンの宝箱をゲット。そして昨日と同様、試合開始と同時に外に出てタクシーを拾いスタジオへ。この日の収録は深夜まで。ドームに戻る事は叶わなかった。

 しかし、第3戦は収録終わりで試合速報を見ると、今川の2打席連続本塁打等で試合をリード。まだ間に合う! タクシーに飛び乗りドームへ急行。終盤7回から観戦できた。長いシーズンの3試合。さらにその中の1試合の1時間にも満たない、ほんの少しだけ味わえた夢の時間。この幸せを、東京のファイターズファンとして今年もこうやって噛み締めることができた。

 この日のインタビューは投打のヒーロー、7回無失点伊藤大海と4安打大活躍の今川優馬の道産子コンビ。

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 僕が思い描いた「東京ドームのホームゲーム、この目でぜんぶ見る計画」。結局第3戦の終盤のみ、得点場面を見る事もできずの不完全燃焼だったが、「執念」で最後勝利の瞬間、そして2人笑顔のヒーローインタビューに立ち会う事ができた。これでいい。終わり良ければ全て良しだ。

 札幌ドーム最終年、上位目指し奮闘し続けるBIGBOSSファイターズ。今後も首都圏のビジター試合等、なるべくライブで応援したい。そして来季は東京ドーム開催をもう少し増やしてほしいと切に願っている。

©三村ロンド

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