そんな辛い思いを反骨心に変えて、今日私はここまで来ることができました。だから人生、誰にどんなに否定されても、不可能なことなどほぼほぼありませんよ。
親や親戚に勉強の邪魔をされて苦しんでいる人たちが、少しでも心のすくような思いをしてくれたらと思い、私はこの項目を書きました。
もしこの項目がきっかけとなって合格したらぜひぜひ、私に一報くださればきっとご返事させていただくと思います。「おめでとうございます!」と。
どうか諦めず、頑張ってくださいね。
志望校を目指す学力が絶望的に足りない方へ
私は高校時代の学科が商業科だったため、周囲に模試を受ける人もセンター試験を受ける人もいませんでした。そのため、偏差値は測定不能。どの教科も普通科で教わるべき学習指導要領の範囲の1/10も終わっていない状態から受験勉強を開始しなければなりませんでした。
当然、当時の学力は入学した早稲田大学とは天と地の差がありました。
でも実際の受験でも、私のようなレベルでも、最難関大学を第一志望に設定する方も大勢いらっしゃることでしょう。
実際に私が早稲田大学に入って実感した残酷な事態として、この大学に入る人はたいてい、小さい頃からの積み重ねがあるという現実があります。
通っている学生は、中学受験や高校受験ですでに篩に掛けられているためか、偏差値の高い高校(65以上)から来ている方が大半という現実がありました。皆さんはそうした秀才たちと戦わなくてはなりません。
優等生と劣等生の最大の違い
でも、だからといって恐れることはありません。毎日コツコツ勉強をするようにさえなれば、学力の向上スピードは人それぞれなので、彼らに追いつける可能性があります。
進学校の生徒がすごいのは、教養面の基礎があることはもちろんですが、勉強習慣があることです。それまで遊んでいても、勉強になればすぐにスイッチを切り替えて集中することができます。
小学校や中学校からずっと同じことを繰り返してきたからこそ、体に染み付いているのでしょう。やらないと気持ちが悪いのです。彼らは歯を磨いたり、風呂に入ったりすることと同じような生活の一部として勉強を位置づけています。