中学受験が一般化し、幼児の能力開発がさまざまに提案される昨今、現場の教師や親、そして生徒、児童はどのように取り組んでいるのでしょうか。文春オンラインに公開された記事より教育をテーマにした本をピックアップして紹介します。
教育先進国が注目する幼児教育メソッド
モンテッソーリを生んだイタリアから、最新の幼児メソッドが届きました。『レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育』に登場する子どもたちは輝く才能のかたまりのよう。著者は日本の学校を熟知しており、日本の教育の弱点を指摘しながら、大人に子どものよいところを最大限伸ばすためにどうすればよいか、ということを本書より提言しています。
・著者の解説
日本教育の“弱点” グローバルな人材が育たない3つの理由
『レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育』が画期的な理由
男性読者を引きつけた育児本の魅力とは
週刊文春連載の「ベストセラー解剖」に登場した本です。記事公開当時の10月時点で12万部のヒットとなっています。科学的データの説得力と読み聞かせの具体的な方法などを盛り込んだ『最高の子育てベスト55』は育児書としては意外なことに? 最初に売り上げを押し上げたのは男性だったとのこと。読者獲得の理由を担当の編集者が解説します。
・文春図書館 ベストセラー解剖
読み聞かせに最適な本は? データに基づくアドバイスで男親にウケた育児書
『最高の子育てベスト55』(トレーシー・カチロー 著 鹿田昌美 訳)
本当はみんな勉強が好きという信念から生まれた本
こちらも「ベストセラー解剖」より。『マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000』は目次もカテゴリー分けもなく、でも、きちんとした例文とマンガで構成された学習書です。勉強本にはめずらしい「笑いとワクワク感」を大事にしたと、本書の担当編集者が語ります。子どもたちのほか、意外な読者もいるそうです。
・文春図書館 ベストセラー解剖
目次をつけなかったことが勝因? シリーズ累計30万部の学習書
『マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000』(高濱正伸 監修)