小澤 最初は普通に旅行として、フィリピンに行ったんですよ。そしたら現地でキャスターをやっている友達がいて、その人に、“ラジオ出てみない?”って言われて。
で、いざ出てみると“え? 小澤マリアって、あの小澤マリア!?”って現地でざわついたみたいで(笑)。私も、“これ、いけんじゃない?”って思ってたら、ラジオがきっかけで、映画のお話を頂いたり、“一緒に、フィリピンでビジネスしないか?”と声をかけてくれる人がいて、そこでフィリピンに移住することを決めました。
――すごい行動力ですね!
小澤 私、フットワークだけは軽いんですよ(笑)。でも、最初は不安で不安でしょうがなかったです。移住するだけでも不安なのに、私の場合はラウンジをやるってなったんで、日本で稼いで貯めていたお金が全部なくなるくらいのお金が必要だったんです。
でも、このチャンスを逃したら二度とこないと思って飛び込みました。昔からずっと言われていたんですよ、いつまでも有名でいられると思うなよって。飽きられないためにも常に新しいことやっていかなきゃいけないなっていう思いもあったし、単純に、もしうまくいけば億万長者になっているかもしれないって思う自分もいました。そう思うと、ここで挑戦しなかったら後から死ぬほど後悔するじゃないですか。
日本で貯めた貯金がゼロに。飛び込んだフィリピンでの“元セクシー女優”への視線は…
――日本で貯めたすべてを投げうって、フィリピンで勝負をしたわけですね。
小澤 ギャンブルでしたね(笑)。でも、最初の2、3年こそ赤字で大変だったんですが、徐々に黒字になって、今はプラスになったので、億万長者にはなっていませんが、勝負して良かったなと思っています(笑)。フィリピンに実際に住んでみたら、すごいビジネスも発達してるし、街もめちゃくちゃきれいなんですよ。
私、ワインが好きなので、よく行くワインのお店があるんですが、ビルの一番上にあって夜景がすごくて、“フィリピン”っていうイメージが変わっちゃうほどなんですよ。それでいて、物価は安いので日本円にしたらすごいお手頃な価格で楽しめる。住めば都でした。
――フィリピン生活を満喫されていたんですね。ちなみにフィリピンでは元セクシー女優というのはどういう受け止め方をされることが多いんですか?