「数回目のセックスの前に大麻を吸い始めた」
A子さんは、「彼にとって大麻使用は“普通のこと”。一般の感覚から遠く離れたところにいるように感じました」と、小柳の大麻常習の実態を明かす。
「トシさん(※ダンナ小柳)は出会って数回目のセックスの前に、堂々と大麻を吸い始めました。違法薬物は隠れて1人でするものだと思っていましたが、彼は薬物とは無縁の私の目の前で平気で大麻を吸い、私にも吸うように勧めてきたのです。付き合う中で、彼は大麻の売買の現場にも私を連れて行きました。
それでも私は彼が好きでした。そんな気持ちを利用されたことはいまでも許せません。それに、自分が巻き込まれたこともあり、こんなに近くに違法薬物が蔓延っている実態を隠しておくことはできない、と」
「芸能人に口説かれて、浮かれてしまった」
A子さんが小柳に出会ったのは、コロナ禍の2020年12月だという。
「私が主催したパーティーに来てくれた友達から、『会ってほしい人がいる』と言って紹介されたのが、ダンナ小柳でした。その時は名刺を渡して挨拶をしたくらいだったのですが、帰宅後に《俺の好きなタイプなんだ》《付き合いたい》といった熱烈なLINEが送られてきました」
小柳は一般女性との結婚歴があり、2人の子供がいるが、離婚して現在は独身だ。しかし、A子さんには夫と中学生の娘がいた。小柳の誘いに乗れば、不倫関係になってしまう。
「ですが、夫とは結婚以来ずっとセックスレス。女として見られないことに寂しさを感じていました。しかも当時、夫の借金を返すために風俗店で働いていたんです。嫌でしたが、私にできる高収入の仕事はそれくらいしかなかったし、お金を稼がなければいけなかったから。身も心もボロボロな時に芸能人の彼に口説かれて、浮かれてしまったんですね。
彼には私が既婚者であることも風俗で働いていることも、出会ったその日に正直に伝えました。嘘をついて交際するのは嫌だったので。でもトシさんは『俺の気持ちは変わらない』『俺だけを見て』と言ってくれた。それが嬉しくて、いけないことだとわかりながらも、関係を持ってしまいました」
出会って2日後には肉体関係になっていた。それから2人は頻繁にラブホテルで密会するようになる。A子さんが小柳の異様な行動に気がついたのも、そんな情事の最中のことだったと振り返る。