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デビュー前の家族会議

――そもそも宣伝部で働いていたときからデビューが決まっていたんじゃないの? みたいな声もきっとありますよね。

市川 応援してくれてる声もありつつ、「そもそもデビュー決まってたんでしょ」とか「嘘つき」(注:市川さんは『ゴッドタン』出演時に「AVデビューすることは絶対にない」と発言していた)という声もあって。傷つくような内容もありましたし、しばらく、SNSで叩かれました。デビューありきでSODに勤め始めたわけではないんですけどね……。

 

 でも、別にそうした言葉をマイナスには捉えていなくて、「それだけ注目が集まっているってことだから」と受け止めていました。多分、もともとポジティブなんですよ。周りからのネガティブな反応については、そこまで気に留めず、自分がやるべきことは、応援してくれる、見守ってくれる、っていう人のために、どれだけ結果が出せるか。

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 あと、私に注目が集まるということは、宣伝部として会社に貢献していると思うことができますしね。

――デビュー前の段階でご家族に相談はされていたんでしょうか。

市川 いや、それはやっぱりできなくて。堅い仕事に就いている人が多い家系だったので、「言っていいのかどうなのか……」と自分の中で悩んでいました。でも、「後から言って傷つけるよりは、最初にちゃんと話し合わなきゃな……」とは思っていて。

 

――結果的にデビュー前の段階でご家族に伝えることはできたのでしょうか?

市川 はい。最終的には、「デビュー前にしっかり伝えよう」と決意して。でも、私はお父さんっ子で、休みの日に一緒に遊びに行くほど仲が良かったので、その関係を崩したくなくて、お父さんにはなかなか言えませんでしたね。

 最初は姉に相談しました。

――お姉さんからはどのような声をかけられたんでしょうか?