元・歌舞伎町ナンバー1ホストとして活躍したタレント・城咲仁さん(44)と昨年4月に結婚した、タレントの加島ちかえさん(33)。ものまねショーパブでの下積みを経て、「志村けんのバカ殿様」の腰元として舞台やテレビにレギュラー出演し、最近ではものまね番組やバラエティ番組などにも出演中である。
そんな加島さんに、歌舞伎町ナンバー1ホストとの出会いから結婚、結婚後すぐの別居報告の真相、バカ殿の舞台裏まで詳しく聞いた。(全2回の2回目/ 前編を読む)
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イメージとは真逆の家庭的な面を持つ城咲さん
――ホストと言うときらびやかなイメージがありますが、普段の城咲さんはどんな方なのでしょうか。
加島 外食や旅行は好きですね。初めて彼の自宅のクローゼットを開けたときは衝撃でした。服の種類が……歌舞伎町の住人の名残りがしっかりありました(笑)。めちゃくちゃ重いファーのコートや派手な色の革ジャン、ドクロとかギラギラの付いた派手な柄シャツ、高級ブランドスーツなどがびっしりと。
――たしかに城咲さんと言えば派手な服の印象がありますよね。
加島 ある日のデートで上下白の“全身真っ白コーデ”で来た時は驚きました。ヨン様とか矢沢永吉さんの衣装でしか見たことがないと、本人に思わずツッコんでしまいました(笑)。
特に白は少しの汚れでも目立つじゃないですか。だから“汚さないかな、こぼさないかな”と隣で毎回ヒヤヒヤしながら見ているのですが、案の定、何かしらこぼしちゃうんですよね。
汚れた服は捨てちゃうのかなーと思いきや、意外とすごく家庭的なんです。まずその場でソーダ水とおしぼりで汚れを浮かせておいてから、帰宅後すぐに洗面台でハイターにつけ置きして、自分で洋服のシミを落としていたんです。しつこい場合にはお鍋で洋服を煮て、汚れを浮かしたあとに歯ブラシなどで部分的にハイターでごしごしすることもあります。
私よりも暮らしの知恵があって、今では私の服のシミ取りも、彼に任せています(笑)。ものを大切に手入れして使い続けられるのはお金の大切さを知っている人だからこそなんだなと。
――そういうギャップに惚れていったんですね。
加島 そうですね。あとはそういう生活力や仕事への熱心さからは同一人物とは思えないほど、彼はおふざけやイタズラが大好きで、家ではいつもくだらないイタズラを仕掛けてくるんです。やめてと言っても、私の驚く姿を面白がってさらに輪をかけて仕掛けてくる。
一度、激怒号泣大事件が起きたんですが、プロポーズされて、婚姻届けを出しに行った時に、窓口直前の駐車場でなんとその婚姻届をビリビリに破かれたことがあったんです。両親に判子をもらったばかりの大切な婚姻届を突然破くなんて、わけがわからず半泣きでパニックで。そしたら彼が笑いながら、「これはダミーだよーん! 本物はこっちでしたー! いえーい!」と。
ドッキリを仕掛けるために婚姻届を直前にコンビニでコピーしていたみたいで。とんでもなくヤバい人だと思いましたが、憎めず可愛い少年です。
――結婚後もホスト感が抜けていないなと感じることはありますか。
加島 ありますね。基本的に全ての人にモテようとする心がけがあります。偉い方に節度を持ちながらも、最大限に甘えて懐に入りこむんですよね。あとは一般的に言う社交辞令のことを“リップサービス”と表現したり、「今の〇〇点!」と私の言動を採点することもあります。「うわ~、ホスト感出ちゃってる~」ってイジりながら楽しんでいます。