近隣住民が見た「忘れられない光景」とは?
24歳で長女の出産を機にマイホームを購入し、28歳で次女の沙季ちゃんを授かった。一見、幸せそうな家族に見えるが、実際はそうではなかったようだ。別の近隣住民は2年ほど前に見た光景が今でも忘れられないと話す。
「長野容疑者が真冬の寒い日に、まだ歩くのもおぼつかない1歳くらいの子どもを道路で、裸足のまま歩かせていたのを覚えています。泣きじゃくる女の子に向かって『さっさと歩け! ほら、早く!』とすごい剣幕で怒鳴っていたので、とんでもない母親だと思いました。四つん這いになった時に膝などをケガしないか心配でした。
お母さんに甘えたい年頃に、あんな言い方をするなんて…。その時は警察に通報しましたが、結局亡くなってしまったと報道で聞いて、可哀想で言葉がありません」
亡くなった沙季ちゃんについては、過去にも「虐待」の通報はあったようだ。越谷児童相談所は以下のように言う。
「今回の事件とは直接関係ありませんが、(虐待の通報は)ありました。令和元年のことです。(詳細については)これ以上は話せません」
埼玉県警は6月1日に長野容疑者をさいたま地検に送検。捜査関係者によると「亡くなった次女の顔などを叩いたりする様子を撮影した動画も携帯から見つかった」という。
体重を支える両足が骨折するほどの虐待に、沙季ちゃんはどれほどの痛みを感じたのだろうか。その泣き声は、長野容疑者にはどう聞こえていたのだろうか?
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