20代で3人の息子を出産し、その後離婚。46歳で15歳年下の夫と再婚し、49歳で4人目の息子を出産したYUKARIさん(55)。自身のYouTubeチャンネルでは「超高齢出産・超高齢育児」の日常を発信している。
そんなYUKARIさんに、自然妊娠までの道のりや、周りの反応、将来に不安を抱える現在の心境について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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ママ友がいなくてもなんとかなる
――生まれてきた息子さんと対面した時の心境はいかがでしたか。
YUKARI 無事に生まれてきてくれたことが、とにかく嬉しかったですね。ただ育児に関しては少し不安がありました。上の子3人を育ててきたので、育児自体の知識はあったんですが、体力的についていけるのかなって。男の子だったので、そこが余計不安でしたね。
赤ちゃんの時は、体力的な問題は特になかったんですが、歩き出して活発になってきてからは、子どもとの遊びは基本的に夫に任せています。公園などで遊ぶにしてもやっぱり私じゃ対応しきれなくて。
数年前に私の更年期と育児が重なった時があって、それがすごく大変でした。体調が優れない日が続いていたので、子どもが外に遊びに行きたくても連れて行ってあげられなくて。申し訳ない気持ちになりましたね。そういう時は夫が積極的に遊びに連れて行ってくれるので助かっています。
――高齢出産をされた人の中で、周りのお母さんたちとの年齢差が気になるという話もありますが、その部分はいかがでしたか。
YUKARI 保育園の時はママ友はあまりいなかったですね。挨拶を交わす程度で。若い時は、ママ友を作って情報交換しなきゃって気持ちがすごくあって、保育園が終わった後に一緒に公園で遊ばせたりしていたんですが、今はそういう気持ちがあまりなくて。余裕ができたというか、一度経験しているので、ママ友がいなくてもなんとかなるだろうって思っています。
ただ、最近は、徐々に交流も増えてきています。近所に同じ小学校に通う方もいて、休みの日は一緒に遊んだりしています。20代のお母さんとも話したりしますけど、同じ母親として接しているので、年齢差が気になることはあまりないです。
近所に私と同じく高齢出産をした方もいて。そういう方がいると色々と話せるのですごく助かっています。
――高齢出産だと、子どもが成人する前に親が定年を迎えてしまったり、子どもがヤングケアラーになってしまう可能性があるなど、現実的な問題もありますが、その部分に不安はありましたか。