メンバーが次々と泣きながら倒れるシーンも…?
「予告編が公開されたのですが…メンバーが倒れたり、車椅子に乗せられうなだれたりと、舞台裏の衝撃的なシーンが含まれていたのです。ドキュメンタリーなのでありのままを映すのは当然なのかもしれませんが、笑顔で明るくテレビやライブに出るメンバー達が好きというファンは正直、戸惑っているかもしれません」
映画の切り口にも懸念が残るという。
「グループの分裂や、メンバーが次々と泣きながら倒れるシーンなど、かなりショッキングな場面も収録されているとか。どれも貴重な映像であるのは間違いないでしょうが、ファンにとってどこまで需要があるのかは…正直分かりません」(同前)
ファンが求めていない“裏の顔”に拘る理由
アイドル誌のグラビア担当編集者は、「『おひさま』と呼ばれる日向坂46のファンにとっては賛否両論の映画となると思います」と推察する。
「ハッピーな雰囲気の日向坂46が好きなおひさまにとっては、メンバーが苦しんでいる姿を見るのは辛い部分もある。去年5thシングル『君しか勝たん』のヒット祈願企画で全員チアリーディング挑戦生配信を行った際にも、疲労のあまりセンター加藤史帆らが苦悶の表情を浮かべてしまい、直後のインタビューで失敗したメンバーが号泣するシーンも。見守ったファンからは『見せちゃいけない顔をしていた』との声も噴出しました」
では今回のドキュメンタリー映画、ひょっとするとファンが“求めていない”かもしれない“裏の顔”に何故そこまで拘るのか?
前出の音楽ライターは「日向坂46の“AKB48化”が心配です」と警鐘を鳴らす。AKB48と言えば過去にドキュメンタリー映画シリーズ「DOCUMENTARY of AKB48」が5回にわたって公開されている。過呼吸、メンバー同士の衝突、スキャンダル発覚からの活動辞退、急な卒業発表…。舞台裏を追う無数のカメラで様々な“リアル”を映し出してきた。