ここのところ、iPhoneにまつわるさまざまな「噂」が飛び交っています。近年は、新製品といってもそれほど劇的な変化がなく、価格の変動も少なかったiPhone。現在出ているさまざまな噂は、しばらく静かだったiPhone界隈に、ドラスティックな変化が訪れようとしている兆しかもしれません。
今回はちょうど現在、つまり2022年の6月の時点で話題になっている、iPhoneにまつわる4つの「噂」をピックアップし、その真偽とこれからの見通しについて、現在の状況や過去の事例から考察していきます。
その1:「mini」はiPhone 13 miniが最後になるって本当?
今秋リリースが予想されるiPhone 14シリーズでは、従来のminiに相当するモデルがラインナップから消滅すると言われています。これは海外で流出している新型iPhoneと思しきモックや、製品のリーク情報から推測されたものですが、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniと2モデル連続して売上が芳しくなく、在庫をさばくために一部店舗で投げ売りされていた事実からしても、継続する理由は乏しいと言わざるを得ません。
ちなみにiPhone 14のラインナップは、iPhone 14と14 Max、14 Proと14 Pro Maxという、現行のラインナップからminiを省いたうえでPro Maxの廉価版にあたるMaxを追加したラインナップになると言われています。Proとそうでないグレードとで、画面サイズが同じ6.1型/6.7型という2モデル構成はわかりやすいものの、小型モデルに愛着があったユーザにとっては実にショッキングです。
もし将来、miniが現在の「iPhone SE」のような廉価モデルのポジションに収まる形で存続してくれれば、それに越したことはないのですが、これはあくまで願望でしかありません。現在miniを使っているユーザは、壊れるまで大事に使い続けるか、画面サイズが大きいモデルを受け入れるか、選択を迫られることになりそうです。