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 今回の出場者は羽生九段、佐藤九段に続いて渡辺名人が17回目で、木村九段が10回目。2桁を数えるのはこの4名だ。以下、豊島JT杯覇者が8回目、山崎八段が6回目、糸谷八段が5回目、藤井竜王と菅井八段が4回目、永瀬王座と斎藤八段が3回目、稲葉八段が2回目となる。

獲得ランキング

もっとも高かった獲得賞金額は

 JT杯の出場条件が賞金ランキング上位者に変更されたのは2006年の第27回以降(それ以前は順位戦の上位者)だが、この年の賞金最上位は羽生九段の1億391万円(2005年の1月~12月の金額)である。もっとも当時の羽生九段は王座・王位・王将の三冠を保持していたから、賞金ランキングで選ばれたわけではないが。

 逆に、JT杯に参加できる最低賞金額はどのあたりの水準なのだろうか。賞金ランキングがベスト20まで発表されていた年と、ベスト10までの年とあるので断定はできないが、1300万~1500万円あたりだろうか。

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 ちなみに、賞金ランキングが公開されるようになった1989年以降、もっとも高かったのは1995年の羽生九段で、獲得賞金額は1億6597万円だった。

本シリーズと同時に行われる「こども大会」も目が離せない

 JT杯はトップ棋士の選抜戦というだけでなく、全国各地で行われる公開対局という点でも注目が集まる。ネット配信で観戦するのも、公開対局を間近に見に行くのも、将棋ファンの楽しみの一つだろう。

イベントの最後には、出場棋士による「お見送り」のサービスがある

 そして、JT杯と同時に行われる「テーブルマークこども大会」。今回の参加者の中では藤井竜王、斎藤八段、菅井八段はこども大会の優勝経験者だ。まだこども大会とプロ公式戦の双方を制覇した棋士はいないが、今回はどうなるだろうか。将来の大棋士が現れる可能性もあり、プロ公式戦ともども目が離せない。

INFORMATION

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会
公式サイト https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
公式Twitter https://twitter.com/jt_shogi

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