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息子のために旧車をフルチューンするパパに話を聞いてみると…

 やまとが将来乗れるよう、もうハコスカとS30のZは万全の状態にしています。エンジンもフルチューンして、今年の東京オートサロンなんかにも出しました。非常に思い入れの強い車なので、たとえ1億円積まれても売りませんね。

自身のハコスカやZをチューンし、将来息子に受け継ぐことを夢見るやまと君パパ

 まぁ、本人が成長したとき、本当に乗りたいと思ってくれるかはわかりませんが……。

 妻は今のところ、車に関しては何も言ってこないですね。車どうこうよりも、勉強なんかの面を心配しています。自分の子どもは将来どうなるんだろう、というのはどこの親も同じですよ。

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普段から「族チャリ」を乗り回す中学生のこうたろう君

 この自転車はもともと、1個上の兄が乗っていたものです。兄が小5のとき、お父さんがこういう改造をしたのが最初でした。

兄から譲り受けた族チャリを駆る中学2年生の「こうたろう」君

 それから、自分が小5になった時にこれを兄からもらって、それから今まで乗りつづけています。なぜかわからないですけど、小5で族チャリに乗る流れになっていますね。普段出かけるときも、この自転車に乗っています。

 最初、もらった時は特別な感じで嬉しかったんですが、これに乗って友達と遊んでいると「ヤバい奴だ」と思われるから、今はちょっと恥ずかしい感じがします。少し小さくなってきたので、正直なところ次は普通の自転車に乗りたいですね。

普段からこの自転車に乗っているが、本人は目立ちたくないのだそう

 ラッパも鳴らせるようになっていますけど、父からはあまり鳴らすなと言われていますし、目立つので鳴らさないようにしています。今日も会場で「鳴らしてみてよ」と言われることがあって、ちょっと気まずいですね。

「今度は普通の自転車がいいです」と語るこうたろう君

 いつもは普通の自転車と同じように乗っているので、怖い人に絡まれたりはしないです。むしろこっちの方がヤバいと思われているのかもしれません。

 将来はさすがに、こういう感じのバイクには乗りたくはないですね。やっぱり、人の目が気になっちゃうので……普通がいいです。

二人の息子に車とバイクを用意するこうたろう君パパ

 普段は尾林ファクトリーというショップで、車とバイクのカスタム全般をやっています。自分は17歳からチューニングショップで働いていたので、乗り物を弄るのが当たり前になっていますね。

こうたろう君パパは、車やバイクのカスタムショップ「尾林ファクトリー」の社長

 こうたろうともう一人兄がいるんですが、二人にそれぞれ将来乗るための車とバイクを用意しているんですよ。車はサニトラ(日産・サニートラック)をフルチューンして、エンジンからオーディオまでバッチリ仕上げています。オートサロンなんかにも、兄用の車と一緒に出していますよ。バイクはカワサキのZ1で、どちらも旧車ですね。

 こうたろうが免許を取ったときにどうなるかはわかりませんが、運転を楽しんでくれるようになったらいいなとは思いますね。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。