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上品な色合いのフローリングが敷き詰められた室内

 いかにも頑丈そうなハッチを開けると、目に飛び込んできたのはほぼ直角に地下へと伸びるハシゴと、上品な色合いのフローリングが敷き詰められた床。2段ベッドや棚なども見える。

上から見た核シェルターの内部。

 シェルターへはハシゴを使って降りるが、ご覧のように急角度のハシゴなのでけっこうスリルがある。高いところが苦手な人は降りるときに恐怖で腰が引けてしまうかもしれない。

ハシゴは急角度だが、滑り止めの深いツメがついているのでグリップ感が高く、足を滑らせる心配はなさそう。

 シェルターに入ってまず感じたのは、約四畳半の狭い空間ではあるものの、意外にちゃんとした居住空間だということ。壁にはパイン材が使用され、室内は木の香りが漂う。殺風景で無機質な空間を想像していたが、いい意味で期待を裏切られた。

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手前にあるのは2段ベッドで、奥に見える棚はワインセラー。ここにもうひとつベッドを設置することも可能という。

 さらに、地上に比べてかなり涼しい。この日は最高気温30度近くの夏日だったが、シェルター内の温度は推定20度。この涼しさなら真夏でもエアコンを使わずに過ごすことができそうだ。