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「若者がJ-POPに出会うキッカケはYouTube」「小3でセカオワにドハマり」異例の韓国人J-POPアイドル(21)が語る、韓国の“邦楽事情”

「若者がJ-POPに出会うキッカケはYouTube」「小3でセカオワにドハマり」異例の韓国人J-POPアイドル(21)が語る、韓国の“邦楽事情”

2022/07/17
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オーディションの際は、あえて東京に飛んだ

――だからJ-POPもバンドから好きになったんですね。そして『でんぱ組虹コンJr.メンバー募集オーディション』の開催が2019年2月でしたが、当時は学生ですよね? どうして受けようと思ったのでしょう。

SOLI オーディションを受けたときは高2~3の年でした。ステージで歌ってみたいという夢があったのと、当時でんぱ組が大好きで、オーディションを受ければメンバーに会えると思っていたんです(笑)。メンバーに会いたい目的半分、真剣に歌手になりたい思い半分で志願しました。

 オンライン審査もあったのですが、あえて東京へ直接行ってオーディションを受けたところ、運よく合格したんです。

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SOLIさん(ディアステージ提供)

――アイドルのファンとしてだけでなく、ご自身もステージに立ちたいという思いが元々あったと。

SOLI ずっと憧れはありました。カラオケで1時間同じ曲を歌い続けたりとか、一生懸命ひとりで練習していました。養成スクールなどは通っていません。

 音楽の仕事って、安定しないし、才能がある人ばかりという、ハードルが高いイメージで、興味はあったけれど勇気が出せなかったんです。でも、勇気を出してオーディションを受けたことで、こうして音楽を仕事にできるようになりました。

――オーディションを受けたときも、日本語はできたのですか?

SOLI はい。でもオーディションではあまり難しい日本語は使わないので、ある程度の返答ができれば大丈夫でした。合格してメンバーとして仕事をしながら、すごく日本語力が伸びたと感じます。