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見えそうで見えないポーズ…今はできない過激ショット
――バラエティーとは別に写真集も数冊出されました。こちらも反響を呼びましたね。
渡辺:写真集は、ほとんど自己プロデュースしたんですよ。カメラマンさんも自分が選んだ方にお願いして、衣装や撮影場所も全部自分で決めました。
――中には、かなり大胆なショットもあります。
渡辺:今見たらドキッとしちゃうけど、あのときは全然抵抗がなかったんですよね。1994年に出した『Trap』とか、結構過激かな。どこまで出すとか、見えそうで見えないポーズとか、全部自分の考えです。体に布1枚だけをまとう写真もあるのですが、シルクがちょっと入っているのがいいなと思ったら、いくつか生地の種類を持ってきてもらって選んで。そういったところから全部打ち合わせをしてました。
撮影も、自分の知らない表情をカメラマンさんに引き出してもらったりして楽しかった。それに、あのときにやってよかったと思いますよ。もう、今はできないもん(笑)。
――今もさらに素敵です! 息子さんは写真集をご覧になったりするんですか?
渡辺:家に1冊もないからどうかなあ。でも、見てもらっても全然大丈夫ですけどね。2020年にも電子書籍で写真集が出てるんですが、それが一番最後の写真集だと思います。長男がまだお腹の中にいるときの写真集なんです。
(撮影:深野未季/文藝春秋)
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