半年で7キロ、1年で10キロやせた後、さらに5キロやせ、計15キロ減。特別な運動はせず、質のいい睡眠と日常的によく動くことのみで、10年以上経った41歳の現在も同体重をキープしている。
よりよい睡眠のためには、眠りに導く環境づくりが重要だ。
1日約2リットルの水を摂取する
左藤氏は空気に徹底的にこだわる。
「寝室の空気は、眠りの質を大きく左右します。空気が汚れていると、深い眠りにつけず、成長ホルモンが十分に分泌されません。空気清浄機を利用したり、床などの掃除や、顔に触れる枕カバー、布団の襟カバーの洗濯は、まめにするようにしましょう。また、床に布団を敷くよりも、高い位置にあるベッドのほうが、クリーンな空気を吸いながら眠れます」
また、左藤氏が重視しているのが「水の摂取」。
「人間の身体は60%が水分でできています。体内の老廃物が尿や便となって身体の外に出るためには、1日約2リットルの水が必要となります。塩素を含む水道水は避け、なるべく加工されていない湧き水に近い水を飲むといい」
食事は就寝3時間前までに済ます
友野氏は、眠りのスイッチを入れるための「入眠儀式」としてパジャマを活用している。
「睡眠ダイエットを達成するには、部屋着のままではなく、必ずパジャマに着替えること。パジャマによって、体が自ずと睡眠モードになってくれるのです。パジャマの素材は、寝返りの邪魔にならない、肌触りの良い上質なもの。私が愛用するのはUCHINOの『マシュマロガーゼパジャマ』です。その名の通り、まるでマシュマロのようにふわふわで、触った瞬間、『あ~、気持ちいい』とリラックスできる。こういう感覚はすごく重要で、脳にもいい影響を与えているんじゃないかと思います。
なお食事は就寝3時間前までに済ますこと。体には深部体温(内臓の温度)が下がると眠くなるというメカニズムがありますが、消化のために内臓が動いていると、深部体温が上がり、睡眠の質が悪くなってしまうのです」
今晩からできる、睡眠ダイエット。やらないなんてもったいない!
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