ビジネスを始めようと思ったきっかけ
一ーノニーさんは大学入学を機に、上京されたんですよね。
ノニー そうです。薬学部に通っていました。双子の妹も一緒に東京にきたので、二人でマンションに住んでいましたね。
一ー在学中に起業をされたそうですが、どんなきっかけがあったのでしょうか。
ノニー 大学に入学してからアルバイトをしてみたんですが、「明日から来なくていいよ」って言われることがありました。
塾でバイトしていた時は、例えば「今日は2ページ進めてください」って塾長から言われても、熱心な子どもたちはどんどん進めたがるんですよね。それで一緒に勉強を進めていたら、「塾の方針を守らないなら来ないでください」って言われて。その時に、悪いことしたわけじゃないのにやめさせられるなら、組織で働くのは向いていないって思いました。
それから、ノートに自分の好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なことを全て書き出して自己分析をしたら、化粧品やジュエリー、ファッションが好きで、逆にパソコンとかのIT系は苦手だってことがわかって。
それで最初は化粧品のビジネスを始めようと思って動き出しました。そっちばかりに目がいっちゃって、留年したんですけどね。
生まれたばかりの息子の会社を設立しようと…
一ー起業するという目標が見つかり、動き始めるんですね。ノニーさんの周りにはたくさん経営者がいますから、相談もしたり?
ノニー いや、最初は一切言わなかったです。親には「大学をちゃんと卒業しなさい」と言われていたので、「起業します」って言ったら反対されると思っていたので。
でも、やっぱりビジネスをやるからには、自分の家系にふさわしいような人物になって、自分の子どもが生まれたときに、それを引き継いでもらいたいなって。