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「不安は今も残ったまま」
「ダガーナイフで受けた傷は肺から肝臓にまで達していました。約50日間、入院生活を余儀なくされ、退院後も精神安定剤や肝臓、痛み止め等の薬を1日3回飲み続けなければならない生活が続きました。労災で入院費や通院費を賄っていたんですが、昨年の9月末に労災の期限が切れ、実費に代わったため、今はもう病院にも通っていません。
今でも右胸部から脇腹部分がマヒしたままです。医師には『神経が切られてしまったので一生症状が改善することはない』と告げられました。一度職場復帰しましたが、後遺症と思われる偏頭痛や手足の痺れに悩まされ仕事を辞めざるをえなくなり、今は失業保険で何とか生活している状態です……」
Aさんは現在、ハローワークに通いながら自宅療養する生活を送っている。
「たとえ仕事をはじめても、また以前のように後遺症による偏頭痛がするのではないか、という不安は今も残ったままです」
加藤は〈きちんと全てを説明しようと思っています〉とも書いた。今更何を説明しようというのか。