7月19日23時半、日中の暑さが残る熱帯夜の東京・神楽坂。人気のない暗い路地裏で黒いバケットハットを被った男女が唇を重ねた。数秒ほど見つめ合い熱いキスを交わすと、男性はずらしていた白いマスクを、女性は薄茶色のマスクを口元に戻し、お互いの指を絡めて路地裏を抜けようと歩き始めた。

 人通りが多い道に出ると男性はキョロキョロと辺りをうかがっている。それもそのはず、男性はジャニーズJr.「7MEN侍」の本髙克樹(23)、女性は元「乃木坂46」の斉藤優里(29)だからだ。

神楽坂を歩く2人。しきりに周囲を気にしている様子だった ©文藝春秋 撮影/上田康太郎

「将来有望」早稲田大学院生の知性派ジャニーズJr.

 斉藤は2019年6月末に乃木坂46を卒業しているが、本髙は現役のジャニーズタレント。「7MEN侍」は2018年2月に結成された現在6人組のバンドグループで、本髙はキーボードを担当している。昨年4月、早稲田大学大学院創造理工学研究科の修士課程に進学した。

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「早稲田大学大学院で経営システム工学を学んでいる“理系男子”の本髙は、『Snow Man』の阿部亮平が率いる『ジャニーズクイズ部』に所属する頭脳派ジャニーズです。ジャニーズ事務所で大学院に進学しているのは阿部に続いて2人目で、二足のわらじを履いて活躍しています」(スポーツ紙記者)

本髙(ISLAND TVより)

 現役ジャニーズアイドルで大学院生。このインテリポジションで仕事も順調だ。Jr.ながらに、『Qさま!!』(テレビ朝日系)など様々なクイズ番組に起用される場面が増えている。

「クイズ番組だけでなく、『NHK短歌』(NHK)にレギュラー出演中で、過去には舞台の主演も何度か務めています。将来有望なジャニーズJr.のひとりですよ」(同前)

 一方で、2011年に乃木坂46の1期生としてデビューした斉藤は、2019年6月末にグループを卒業。2021年5月末で所属していた「乃木坂46合同会社」を退所し、現在はプロデュース業やクリエイターとしての活動に力を入れている。

「グループ在籍時は選抜とアンダーを行き来している中堅メンバーでしたが、夏曲で選抜に抜擢されることが多いことから“夏女”とファンのあいだで呼ばれていました。バラエティ力も高く、8年間レギュラー出演していたラジオ番組『Nutty Radio Show THE魂』(NACK5)も好評でしたよ」(アイドル誌ライター)