文春オンライン

2022/08/12

genre : エンタメ, 読書

服部 どのキャラクターにも思い入れはありますが、『邦キチ!』だと「映画について語る若人の部」の部長・小谷洋一です。

 彼は映画マニアぶっているけど、それほど映画に詳しいわけでなく、なのにどこか憎めない。そんな絶妙のキャラクターが生み出せたのは、自分のマンガのなかではじめてだったので、とても思い入れがあります。あのキャラが映画マニアすぎたら鼻につくでしょうし、我ながらいいさじ加減で描けていると思っています。

 でもいちばん描きやすいのは主人公の「邦キチ」こと邦吉映子ですね。とびっきり変なキャラクターなので、どんなボケもできるし、どんなにふざけてもOKなのでネタにも困らない。描いていて楽しく、飽きないキャラクターです。

実写版『進撃の巨人』の魅力を語る邦キチ ©服部昇大/ホーム社

邦キチの天然ぶりがエスカレート

──『邦キチ!』では、主人公・邦キチの天然ぶりが、連載を重ねるごとにパワーアップしているのも楽しみですが、パロディの精度が爆上がりしているのにも注目しています。読者からの期待値もどんどん上がっているのでは。

服部 そうなんですよ。ある意味わかりやすいマンガなので、連載を続けるごとに読者からの期待値が高まっているのがよくわかり、連載開始時よりも明らかにハードルが上がっている気がします。でも、プロとしてその上をいきたい、というプライドもあるので、これからも読者のみなさんの期待を超える作品を描いていきたいと思っています。

──9月22日に発売となる『邦キチ!』8巻には、話題の読み切りマンガ『恋はインボイス』も収録されているそうですね。

服部 はい。読者のみなさんからのリクエストが多ければ、また何らかの「法律と制度紹介マンガ」シリーズも続くかもしれませんので、ぜひリクエストください(笑)。

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