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高木 んー、なかなか集団で移動をするということがないですからね。「あっち行こうぜ」はないかもしれないです。狩りも単独ですし。どこかでエサをくれている人がいて、ほかの猫たちがそこに行くから「なんかあるのかな?」と思って付いていくみたいな状況なら複数頭が一緒に歩いている雰囲気になりますが、連れ立って動くということはまずないと思われます。

 

――そうですか。ゲームのこの場面では自分(猫)の行く方向にみんなが付いてきてくれたり、他の猫が次のルートをこっちだよと示してくれてそっちに行ったり、一体感のある猫行動ができて楽しかったのですが、現実の猫では考えづらい行動ということですね。

高木 100年後にはこういう猫たちがいたりするかもしれないですけどね。

 集団生活をする猫ほど生き残りやすく、集団から外された猫は子孫を残せないような環境であれば結果的に社会性の高い個体が増え、インタラクション(交流)の形式も豊かになっていくはずです。集団で狩りをする方が有利な環境になれば、集団での狩りも増えてくるでしょう。実際、最近の傾向として「猫がどんどん社会的になっている」「猫が犬化している」などとも言われていますし(*1)、今後あっても全然おかしくはない変化かなという気はします。

 *1 保護猫などで飼い主から離れたときに問題行動を起こす「分離不安」の報告が多くなっている。ただし、猫の社会性が高まっているという正式な論文はまだないので、あくまで「ウワサ話程度」とのこと。

お腹の上で寝る

――私は猫を飼った経験がないのですが、こうやってお腹の上で寝るというのはよくあるのですか?

ツイッターより

高木 ありますよ、かわいいですよね……。

――かわいいです。

高木 お腹の上で寝るのは、信頼している人に対しての行動なので、やられるとかなり嬉しいものですよ。明らかに冬の方が頻度が増えるので、湯たんぽ代わりに使われている感も否めませんが……。でも、誰にでもするわけではないのでやはり嬉しいものです。猫の代表的な親和行動(飼い主や仲間に対して親愛の情を示す行動)ですね。