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元祖“不思議系”鈴木蘭々47歳 表舞台から消えた後、現在は…

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 8月4日に47歳の誕生日を迎えた鈴木蘭々が、7月31日、都内でバースデーライブを開催した。

「芸能生活30周年を機に、2018年からライブを開いていたが、コロナ禍で中断。3年ぶりの今回は自身の曲から洋楽のカバー曲まで、大人っぽい雰囲気で魅了しました」(音楽記者)

コロナ禍は猫との生活で乗り越えたという ©文藝春秋

スカウトの名刺は20枚ほど集まった

 中1の時に「松田聖子みたいになりたい」と原宿を歩いてスカウトされた蘭々。

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「スカウトの名刺は20枚ほど集まったとか。本名の鈴木智子でモデル活動をした後、92年に岩井俊二監督のドラマで女優デビューを果たした」(芸能記者)

 転機は94年。子供向け番組「ポンキッキーズ」(フジ系)に安室奈美恵とウサギの着ぐるみを着た「シスターラビッツ」として登場すると、一気に大ブレイク。

「ボーイッシュなショートヘアと“不思議系”キャラでバラエティにも引っ張りだこに。95年には筒美京平作曲の『泣かないぞェ』で念願の歌手デビューも果たした。CMもローソンやチョーヤの『ウメッシュ』などが次々と決まり、96年に13社、97年は14社と2年連続“CM女王”にも輝いている」(同前)

 ところが人気絶頂の99年、マドンナ好きが高じて「あんなふうになりたい!」とニューヨークに留学。

「ダンスや歌のレッスンを受けて帰国後、LANLANと改名してアーティスト路線に。ただ事務所や世間はバラエティタレントの蘭々を求めたため、イメージのズレに苦しんだ」(同前)