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 最初の頃はよく「介護問題どうする?」とか「どっちが先に死ぬのかな?」とか話していたんですけど、未来のことはわからないじゃないですか。みはるさんが100歳の時、僕は77歳だし、どっちが介護するかわからないよねって。もちろん準備することは大切だけど、考えすぎて踏み出せないのも良くないんじゃないかって思っていますね。

一緒に生活していくうちに、全部お互いに寄っていく

――年の差だからこそ良かったと思うことはなんでしょうか。

シャチホコ 喧嘩になりづらいことですね。僕がわがままを言っても、向こうは綺麗に受け流してくれるので、僕が悪かったなってすぐに謝れるんですよ。

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 あとは小さいことでも喜べることです。手を繋いで歩いてる時や一緒にご飯を食べてる時など、「この瞬間って大事だな」ってお互いの存在に感謝しています。結構ラブラブな方だと思いますね(笑)。

「23歳も年の差あったらジェネレーションギャップがすごいんじゃない?」ってよく聞かれるんですけど、意外とないんですよ。最初の頃はもちろん見ていた番組とか聞いていた音楽が少し違ったりとかあったんですけど、今は年の差を感じることがないんです。一緒に生活していくうちに、全部お互いに寄っていくんですよね。

ずっとものまねのことを話している

――シャチホコさんのご活躍をみはるさんはどう見ていますか。

シャチホコ 僕が最初に「ガヤ」に出た時は泣いていました。つられて僕も泣きました。ずっと側で応援してくれたので、一番喜んでくれています。

 

 ずっと仕事が続いていた時に、たまたま1日だけ休みがあって、一緒にディズニーランドに行ったんですけど、みはるさんがすごく喜んでくれて。いつも仕事ばかりで、デートとか全然できていないんですけど、みはるさんは「仕事を頑張ってる姿が一番かっこいいよ。こうやってたまにデートに行けるだけで幸せ」って言ってくれて。

 奥さんと一緒に人生を歩んでいるって実感しています。みはるさんがいないと自分が成り立たないというか。それが夫婦円満の秘訣なんだと思います。

 みはるさんは新ネタを作る大変さをわかっているので、「家事は私に任せて、ネタを考えな」って言ってくれるんです。ディズニーに行っても、外食している時でもずっとものまねのことを話しています。みはるさんは途中呆れているんですけど、「どんだけものまねのこと考えているのよ(笑)」って笑いながら見守ってくれているんです。そうやってお互いに思いやりながらいるのが本当に幸せだなって思いますね。