第二次大戦下で3000万人以上の犠牲者を出した「人類史上最悪の戦争」に、ソ連から100万人を超える女性が従軍していた――『戦争は女の顔をしていない』は、独ソ戦に参加した女性たちの証言をあつめたノンフィクションだ。
2015年に作者のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチがノーベル文学賞を受賞。日本では2019年から「Comic Walker」でコミカライズ連載が始まり、大きな話題を呼んだ。
ここでは、漫画版『戦争は女の顔をしていない』(作画:小梅けいと、監修:速水螺旋人/KADOKAWA)1巻より第5話を抜粋して紹介する。「私たちが通った後には赤いしみが砂に残った」と元兵士の女性たちが振り返る“戦場における生理事情”とは?
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