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「えっ、生き物で商売するんですか?」という声に…55歳の坂上忍と“僕が生きている間に変えられること”

坂上忍さんインタビュー#4

2022/09/13

「フジテレビの昼の顔」としてワイドショー『バイキング』のMCをつとめ、2010年代を代表するテレビマンとして活躍した坂上忍さん。

 そんな『バイキング』が終了して約半年、坂上さんは「この10年の稼ぎ」をもって次の勝負に打って出ることに。その舞台は「動物愛護」。「僕が生きている間に……」と語り始めた坂上さんの“大バクチ”とは――。

坂上忍が挑む“大バクチ”とは

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――坂上さんは、『坂上どうぶつ王国』に端を発し、この春から千葉県木更津市で動物保護ハウス『さかがみ家』をオープンしました。葉たばこ農家の茂木さんと「僕がやっている動物保護ハウスと似ているところがありますね」と話していましたが、今回の経験でなにかインスパイアされたことはありますか。

坂上忍さん(以下、坂上) まずは単純に田舎という素晴らしい環境で過ごすことができたらいいのになと思いました(笑)。まあ生き物を丁寧に扱い、心血を注ぐという意味では茂木さんと一緒ですよね。それに職人でありながら、茂木さんは、きちんと利益を考えることのできる経営者でした。

 僕も動物保護ハウスを事業化し、軌道に乗せたいと努力しているので、経営も考えていかなければいけない。ただ経営ばかりに脳みそが行くのではなく、茂木さんのように日々の作業を通して生まれた発想や考えを、お金に変えられたらなって思いましたね。

 

「僕も弱い人間だから、根っこの部分を変えてしまうと自分が変わっちゃいそうで…」

――単にそろばんを弾くだけの経営ではなく、動物と真摯に向き合うことを第一に事業展開していきたい。

坂上 はい。その根っこの部分を変えてしまうと僕も弱い人間だから自分が変わっちゃいそうで、そこだけは絶対に気をつけなければいけないなって。

 変な話、テレビとか本業で稼いだ金は、全部競艇に突っ込んでもいいと思っているんです。けど『さかがみ家』で稼いだお金は、使い道を間違っちゃいけない。いかにしてこの事業を継続して、残していくかという部分に使っていかないと。

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