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どんどん「西郷どん」が面白くなる“鹿児島の鉄道・西郷スポットの旅”

2018/01/07
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西郷どんがいなかったら、2020年山手線新駅は存在しなかったかも!

 というわけで、鹿児島県内の鉄道路線、探してみれば西郷どん&薩摩藩の物語とも密接に関わっているエピソードがたっぷりなのである。もちろん、まだまだ西郷どん鉄道スポットはあるはず。そう言えば、西郷どんは盟友の大久保利通とともに「国家財政が立ち行かぬ」「鉄道より軍備」と、鉄道建設に強硬に反対した人のひとり。

西郷どん終焉の碑

 江戸薩摩藩邸近くでの測量を断固許さず、そのために新橋〜品川間では海上に築堤を設けて鉄道を通すことになった。現在再開発が進み、2020年には仮開業予定の山手線新駅(田町〜品川)も、まさにそのあたり。つまり、西郷どんが鉄道に反対したおかげで、今の田町・品川エリアの発展があるというわけだ。鹿児島には行けない! という人は、山手線の車窓から西郷どんを思うべし、である。

写真=鼠入昌史

どんどん「西郷どん」が面白くなる“鹿児島の鉄道・西郷スポットの旅”

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