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何の話してるんだっけ?

みうら なるほど、ひそひそ話をするとプライベート感が出るのか。達磨から派生したのが、黒ひげじゃないかって説もあるね。

 

いとう すごいところにきましたね。

みうら シルエットが似てる。あの樽が達磨のボディじゃない?

いとう ひげの形も似てる。今は黒い達磨もいっぱいいるからね。

みうら ピンクのもあったね。

いとう カラー達磨があるからね。あの中でそのうち樽っぽく塗るやつが出てくるよね。

みうら 樽達磨ね。

いとう それはもう黒ひげって呼ばれるよね。

みうら 「達磨危機一髪」みたいなのが出るね。

いとう それは失礼だよね。……この話、いつまでやってんの?

みうら わからない。何の話してるんだっけ? 

©文藝春秋

いとう これでもう半冊分くらいしゃべったと思う。すでに。

みうら もういいよね。

いとう こんな調子で、ずーっと雑談してるのが、この本でしょ。

みうら だから、ものすごく字が多いよ。ゆっくり楽しめるよ。

いとう そうそう。だから、トイレに行って、2項目くらい読んで、また次の日に2項目読んで。

みうら まあ言えば、日めくりカレンダーみたいな状態で読んでもらうといいね。

いとう 全部を1日で読み通そうとするのはダメ。雑談なんだから。

みうら 目が悪くなるよ。

いとう 雑読(ざつどく)しなきゃだね。でも速読だとこの本はわからないと思うよ、話が飛んでるから。

みうら それが雑談藝だから。

いとう よろしくお願いしますよ。

雑談藝

いとうせいこう みうらじゅん(著)

文藝春秋
2018年1月24日 発売

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