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「ニジマス70匹を自宅のお風呂場に干したら…」20代で引退予定だったグラドル(31)が“干物グラビア”で世界から注目されるまで

干物グラドル・吉野七宝実さんインタビュー #1

2022/09/11

「お金を取られるのかな? 脱がされるのかな?」

――怪しいスカウトマンについていくの、怖くなかったんですか?

吉野 恐怖心よりも好奇心のほうが強かったんですよね。「いったい何をされるんだろう。お金を取られるのかな? 脱がされるのかな?」って。

 もちろん思わぬ事態になることも想定して、警察に電話するタイミングや即座に逃げる方法はシミュレーションしてましたけど。

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――危ない橋を渡りながら芸能生活をスタートさせたのですね。

吉野 でも当時は学生だったので、数えるくらいしか仕事をしませんでした。20歳になって短大を卒業するのと同時に、その事務所は辞めますし。

©鈴木七絵/文藝春秋

SEの仕事がまったく合わず、3ヶ月で辞職

――短大卒業後は、一般企業に就職したんですよね。

吉野 SEになるつもりで、プログラミング系の会社に就職したんです。でも仕事がまったく合わなくて、3ヶ月の研修期間中に辞めちゃって。SEは常に技術が発展しているから、ずっと学び続けなきゃいけないじゃないですか。それが自分には無理だなと思いました。

――周りには止められなかったのですか。

吉野 友人は、「そんなに合ってないなら別の仕事をしたら?」という感じで、意外とあっさりしていました。家族からは、「辞めるのはいいけど、次はどうすんの?」って責められたけど(笑)。自分自身は「なんか違う仕事を探せばいいや」くらいに思っていたので、至って前向きでしたね。

 それから数ヶ月はフリーターをしながら、つぎの仕事をどうするか考えていたんです。でもあるとき、短大時代にお世話になった芸能事務所に戻ることになって。

©鈴木七絵/文藝春秋

――どうしていきなり戻ることに?

吉野 たまたま、「昔入ってた事務所は今どうなっているんだろう?」と気になって、興味本位でホームページを見てみたんです。そしたら、わたしの写真がまだ掲載されていて。「辞めたのになんで?」と思って、すぐに事務所に電話して「写真を消してほしいんですけど」と伝えました。

 そのあと事務所の人と世間話になったとき、仕事を辞めたことを話したら、「今度アイドルのオーディションがあるんだけど、受けてみない?」って誘われたんですよね。

「まあどうせ落ちるだろうし、人生何事も経験だ!」と思ってとりあえず受けてみたら、まさかの合格しちゃって(笑)。それでまた、その事務所に所属することになりました。

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