引退後は就職や結婚を考えていたが……
――引退後のプランはあったのでしょうか。
吉野 いや、特にありませんでしたね。とりあえず事務所を辞めて、そのあとは就職するなり、相手を見つけて結婚するなりしようかなと。
――そして本当に事務所を辞めてしまった。
吉野 事務所に辞めると伝えたら、結構あっさり認められました(笑)。それからは、少しずつ仕事を減らしてもらって。そのときに時間の余裕ができたので、ずっとやりたいと思っていた釣りを始めたんです。
――ここで釣りが出てくるんですね。
吉野 釣りを始めて半年くらい経ったときに、釣り仲間と釣り堀に行ったんです。そしたらそこで、ニジマスが合計100匹くらい釣れたんですよ。それなのにみんな、「5匹くらいでいいや」とか言って、少ししか持って帰ろうとしなくて。「こんな大量に釣れたのにどうするんですか」って聞いたら、わたしにくれるって言うんですよ。
でも、そんな大量の魚をひとりで処理できないじゃないですか。だから、家族や友だちに配って、何とか20~30匹くらいは減らして。それでも70匹くらい残っているから、「干物にしたらある程度は日持ちするかな」と思いついたんです。そのときはちょうど冬場だったし。
お風呂場に干した魚の写真がツイッターでバズったので…
――その量の魚をひとりでさばけるものなんですか。
吉野 1日がかりでさばきましたよ。もともと実家で魚をさばいたことはあったんですけど、復習もかねてYouTubeを見ながら内臓とかを取っていきました。
干物にするには、その魚をひとつひとつ干さなきゃいけないんですけど、量が多くて干せる場所がなかったんです。だから仕方なく、お風呂場に干して。
その光景がおもしろかったので、写真に撮ってツイッターにあげたら、それがめちゃくちゃバズったんですよね。もう通知が鳴り止まなくて。
こんなにバズったの初めてなんで干物グラビアやってみました😂
— 吉野七宝実 (@Shihomi0305) March 6, 2019
新しく知ってくださった皆さんありがとうございます!
釣りとボルダリングが趣味のグラビアアイドルです。 pic.twitter.com/tBE6RD64dy
ツイッターでバズったらなにかを宣伝したほうがいいと言うじゃないですか。でも事務所を辞めるから、特に宣伝することがなくて。それなら自分を……と思って、干物を水着代わりにしたグラビア写真を自撮りして載せました。そしたらそれがさらにバズって、ふたたび通知が止まらなくなったんです。(#2に続く)