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「小中学校の頃は基本的に良い子という印象でした。勉強の成績はあまり良くなかったようですが、友達も多く、甘いマスクで女子からも人気がありました。割とモテていて、何人かと付き合っていました。

 小学生までは剣道が強く、それで府外の中学に進学して強豪剣道部に入ったのですが、そこからはあまり伸びませんでした。本人もそこまで真剣ではなかったようです。サボってはいませんでしたが、自主練などはやっていませんでした」

山本容疑者のものとみられるSNSより

 中学時代には全国大会などにも出場していた山本容疑者だったが、高校では剣道部に入部しなかったようだ。最近ではギャンブルに夢中だったという。

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「最後に会ったのは2年ほど前。地元のパチンコ屋でした。少しふっくらして髪も伸びて、ちょっとやさぐれた感じになっていました。お金に困って消費者金融で金を借り、その借金をギャンブルで返そうとしていました」

 この男性が「山本容疑者のものです」というTwitterアカウントを見てみると、競馬予想についてのリツイートであふれていた。そのなかで異質だったのが、2021年11月に投稿されている《病みそうや》という一言だ。

事件現場となった大田さんのマンション。大田さんと山本容疑者はここで同棲していたとみられる ©文藝春秋

「実は、パチンコ屋で会ったときに、彼女だという大田さんのプリクラを見せてもらったことがあったんです。ノロケ話かと思いきや、『束縛されて困っている』『メンヘラ気質がある』『別れることができない』と言っていました。夜遅くまで外出していると、理由を問い詰められることもあったと」

 しかしながら、大田さんも友人に対して生前に山本容疑者によるDV被害や、別れたいと思っていることなどについて訴えていたと報じられている。実際に青アザもあったようだ。

 どちらかが嘘を吐いていたのか――。この知人男性は、山本容疑者のこうした一面についても明かすのだ。