「えきめんや」は京浜急行電鉄駅構内の駅そばで、京急グループの京急ロイヤルフーズ株式会社が運営する。「しぶそば」、「名代箱根そば」と並んで私鉄が運営する人気立ち食いそばチェーンである。

京急沿線で12店舗が営業中

「えきめんや」は京急沿線で働く人々の胃袋を昭和・平成・令和と支えてきた。いまはない日ノ出町店にはよく行ったものである。はじめは駅ごとに運営する業者が異なり、地域で味が異なっていた。

 2015年頃、運営方針が統一され、そばは生麺へ、そしてつゆも統一し、天ぷらも各店で自家製するなどの味の向上が図られた。現在は京急沿線で12店舗が営業中である。

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「えきめんや」の見慣れたウッディーな外観

品川店がまもなく閉店

 ところで、その基幹店である京急品川駅構内にある「えきめんや品川店」が9月15日で閉店になるというニュースが、8月25日、京急ロイヤルフーズ株式会社のサイトに掲載された。「あんなにきれいで集客もあったのに」と目を疑った。どうも品川駅改装工事に伴う閉店のようだ。

品川店閉店のお知らせ

新メニュー「咖まぜそば」とは?

「えきめんや」は近年、夏メニュー「BIGチキンカツそば・うどん」、「麻辣豆腐一丁そば」(横須賀中央店限定)、「わかめかき揚げそば」などの話題性のある新しいメニューを繰り出したり、積極的にTwitterで情報を告知するなど営業展開が盛んである。

 品川店閉店のニュースの前日、8月24日にも「咖喱(カリー)まぜそば・うどん」発売を告知しており、話題になっていたところだった。

「咖喱まぜそば・うどん」の告知

 そこでさっそく、京急品川駅に立ちより、「えきめんや品川店」を再訪してみた。