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「70キロ切ると夜中に寝れなくなる」45歳で筋トレ開始…52歳男性が語る、“過酷すぎる”トレーニング生活〈妻もボディビルダー〉

しらぴょんさんインタビュー #2

2022/09/22
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衣装代、遠征代…ボディビルにかかる「費用」

ーーコンテスト出場にあたって、いろいろと出費も掛かりそうですよね。 

しらぴょん けっこう掛かると思いますね。自分が出ている大会は、非営利団体の日本ボディビル・フィットネス連盟が運営している大会なので出場料が安いんですけど、私立でやっているコンテストだと、やっぱり1回につき1万円から2万円のエントリー料を払いますから。また、全国各地でやりますので、遠征代もかかります。 

ーー衣装代はどうですか? パンツだけとはいえ、大会ごとに新しいものにしたい気持ちもあるでしょうし。 

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しらぴょん 男性はそんなに掛からないですね。サーフパンツを買うにしても7,000円から8,000円、高くても1万円ぐらいのものを買えばいいので。私はだいたい、1シーズンに1着ですかね。シーズンごとに、2、3着買っている人もいますけど。 

 

ーー食費も気になります。高タンパクのものは値段の高いイメージがありますし。 

しらぴょん コンテスト中の食費はむしろ下がります。自分で作るし、量も決まっていて増やせないので、かえって安く済むんですよ。今日もお弁当をひとつ持ってきてるんですけど、一日に同じお弁当を4つ作って食べてるんです。この2、3ヶ月は、ずっとそれですね。家に私専用の炊飯ジャーがあるので、前の晩にご飯を炊いて4食分を作っておいています。 

 1日あたり2,000キロカロリーで抑えるのを基本にしていて、お弁当は400キロカロリー。こればかりだと味気ないので、残りの400キロカロリー分はせんべいをつまんだりするようにして。 

 食べたもの、食べるものは、ダイエットアプリを使ってカロリーを把握していますね。 

 

ーーそうすると、大会が終わると自ずと食べる量も食費も跳ね上がる? 

しらぴょん 反動で食べすぎちゃいますね。本当、2日もあれば6キロや7キロは平気で増えちゃうので。そのうちの3キロぐらいは、水分だとは思うんですけど。 

 最後の最後、皮膚と皮膚の間の水分をできるだけなくしたいんです。そうすると、皮膚と筋肉がピタッと張り付くような感じになって、筋肉や血管の浮き上がりがいいんです。なので、コンテスト前日の夕方ぐらいから水を飲まなかったりするんです。 

ーーコンテストが終わって、真っ先に食べたいものって。