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駒澤主将が監督に深々と礼を――箱根駅伝2018「TVに映らなかった名場面」往路編<br /><br />

駒澤主将が監督に深々と礼を――箱根駅伝2018「TVに映らなかった名場面」往路編

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【5区】“山の神候補”が続々と登場

マニア 5区は拓殖、法政、城西ですね。芦ノ湖で待っていた僕は、東海とか順天堂、中央、駒澤、神大あたりが来るのかなと思って待っていたんです。そうしたら、ノーマークと言ったら失礼ですが、想定外の3校が上がってきて驚きました。拓殖の戸部凌佑、法政の青木涼真、城西の服部潤哉……。

西本 “山の神候補”が続々現れるという。



マニア ただ、まだ“候補”ですね。「新・山の神誕生!」という感じまでにはならなかった。

西本 それが表名場面。裏名場面はまたしても、謎の「ムッサ」と書かれた看板が最高地点に現れ、一瞬だけツイートが盛り上がりました。

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 ムッサというのは東海大学から日新食品へと進んだ村澤明伸のこと。陸上の名門・佐久長聖時代からその走りが話題になり、大迫傑も朝練で勝負を挑んだというエピソードが残っている選手です。箱根駅伝ファンの間ではムッサという愛称で呼ばれていて、昨年、日テレの解説をしたときにはファンが盛り上がり「#ムッサムラムラ村祭り」というハッシュタグが、本家の「#箱根駅伝」を上回り、トレンドワード入りをしたという伝説もあるんです。そのムッサという張り紙が、東洋と青学が競っている一番いい場面に映し出されて、熱い戦いに水を差していました(笑)。ちなみに翌日我々が確認に言ったところ、張り紙はそのまま残っていました。

(「復路編」につづきます)

写真/西本武司、駅伝マニア(EKIDEN News) 構成/モオ

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