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宮﨑敏郎の“やればできる!“、三嶋一輝の“待っててね“…ベイスターズ漫画家が“いま使いたいスタンプ“を再び考えた

文春野球コラム 日本シリーズ2022

2022/10/22
note

今年、絶対に忘れられないのが…

©みずしな孝之

 森敬斗選手、突然の坊主スタンプ「あわてない あわてない」。「ひとやすみ ひとやすみ」とも迷いましたが、休む間もなく活躍して欲しい!というのが来シーズンの森くんに対して願うところです。慌ててはいないけれど、試合で結果を出してくれ! にしても、坊主のキャラクターというだけで一休さんを重ねるのは昭和の思考すぎ!(自覚あります)

©みずしな孝之

 入江大生投手の「ポウ!」スタンプです。2000のギャグを持つ男、として、文春野球のみずしなのコラムでも大活躍している入江くんですが、果たして「ポウ!」はギャグなのか?というところは一考の余地があります。まあ、ヒーローインタビューで使ってたし、入江くんが発する言葉は全部ギャグでいいな……。使い所が難しい気もしますが、なんとなく会話が停滞している……というときに送る起爆剤のようなスタンプとして使って頂けたらと思います。

 使い所が難しいスタンプで言うならこういうのも。

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©みずしな孝之

 試合後インタビューのとき、三浦監督の後ろがめちゃくちゃうるさいスタンプです。なんとなく、桑原将志選手の声が響いているイメージで今年を象徴する場面であることは間違いないのですが、描いてみたものの、「ポウ!」以上にホントいつ使っていいのかわかりません。

©みずしな孝之

 大和選手の「鬼」スタンプです。言わずと知れた得点圏の鬼・大和さんのスタンプは、対戦相手からこんな風に見えてたらいいな~という希望が入っています。大和さんが打席に立ったときに、ベイスターズ仲間同士で積極的に投稿していきたいスタンプです。

©みずしな孝之

 宮﨑敏郎選手の「やればできる!」スタンプ。クライマックスシリーズ・ファーストステージで、プロ入り初となるバントを決めた宮﨑さんのスタンプです。先日球団から公式にTシャツも発売されていて、さすが宮﨑さんと思わされました。そしてバントしてる姿もかわいい! バント後の一塁線上でタッチを避けてもじもじしてるのもかわいかった……!(個人の感想です)でも「やればできる!」はあの野球芸人の方のイメージが強いかもしれませんね……。

宮﨑敏郎 ©時事通信社

 いろいろ描いてきましたが、今年のクライマックスシリーズと言えば、絶対に忘れられないのが……

©みずしな孝之

 一塁にヘッドスライディングしたまま立ち上がれなかった藤田一也選手を、オースティンが支えるスタンプです。あのときの藤田さんの心境、想像するに難くありません。そして、手を差し伸べたオースティン。オースティンに救ってもらったのは藤田さんだけではなく、球場でも、画面でも、あの場面を目撃したファンの心にも何かが残ったはずです。

 あそこで今シーズンのベイスターズは終わってしまいました。最高に悔しかったですが、今になってみるとまだ機が熟してなかったのかとも思います。もちろん、目の前の試合は全て勝利して欲しいですが、本当にいちばん見たいのはペナントレースで優勝するベイスターズで、長いドラマの伏線と考えれば、来シーズン、宿敵を倒したとき思い出すのはきっとあのシーンです。

 来年のベイスターズは強くなります! 1998年から待ってるんだから、まだもうちょっと耐えられます。

 待ったなし! 横浜大反撃!

 最後に、どうしても描きたかった

©みずしな孝之

 三嶋一輝投手の「待っててね」スタンプです。正直、姿が見られるのはもっともっと先のことかと思っていたので秋季キャンプでキャッチボールしているだけでもグッときてしまいます。いつまでも待ってますよ!

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