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いっそ「リブ側に軸足を移す」が叶わないワケ
10月に日本で開催される米ツアー・ZOZO選手権でも、例外なくルールが適用されることになった。
「日本ツアー側も交渉はしたものの、全く話し合いにならなかった。ZOZO選手権は普段の国内ツアーとは違い、観客も多くて注目度は段違い。彼らは日本での貴重な晴れ舞台を逃すことになったんです」(同前)
いっそ「リブ側に軸足を移したら?」とも思えるが、そうもいかないようだ。
「リブゴルフは当初は選手の引き抜きが上手くいかず、出場枠の48人を埋めるのに苦労していました。それで谷原らにもお声がかかった。しかし今は米ツアーから選手が続々参戦してきている。もう人数合わせのために知名度の低い日本人を呼ぶ必要はなくなってしまった」(前出・デスク)
米ツアーに出られず、リブゴルフへの出場も危うい日本勢。稲森は「自分で選んだことなのでしょうがない」と語り、米ツアー進出を目指す木下は「リブから手を引く」という。
アメリカかサウジか。どちらを選ぶにせよ、手紙で熱意を示すのも一つの手だ。