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国民的ドラマへの出演を大きな目標に“採算度外視”

 国民的ドラマへの出演という大きな目標に向かって、田中は“採算度外視”で努力を続けているのだという。

「バラエティ番組一本当たりのギャラは60万~80万円ですが、ドラマになると一話あたり30万~50万程度です。同じアナウンサー出身の加藤綾子(37)よりは高いものの、駆け出しの女優くらいの金額といったところでしょうか。単に稼ぎたいだけなら、バラエティ番組にバンバン出演すればいいところを、ギャラが安いドラマを一生懸命やっているのは、女優で生きていくと腹を括ったからです。現在MCを務めるレギュラー番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)もそろそろ卒業したいと考えているふしがあります」

『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日、番組Twitterより)

 実際にドラマの撮影現場でも、田中の真剣な姿が目撃されている。

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「田中さんは台本をしっかり読み込んで、自分が演じる役のキャラクターについて深く分析してから現場に入っていました。監督とキャラクターの解釈が異なることもあったのですが、『私はこう思います』とはっきりと意見し、話し合いを重ねていましたね。最終的には、監督の意向を尊重して演技をしていましたが……。田中さんの本気度が伝わってきました」(ドラマ関係者)

ドラマならではの撮影現場のルールに戸惑い

 一方で、バラエティとは違うドラマならではの撮影現場のルールに戸惑いを感じることもあるようだ。パーソナリティを務める『田中みな実 あったかタイム』(TBSラジオ)では、ドラマ撮影の待ち時間に言及している。長い待ち時間があった場合、共演者に「これ何の時間なんだろうねぇ~。はぁ、どうしよう。1回出る? 1回控え室戻る?」と声を掛けるかもしれないと語っていた。

『田中みな実 あったかタイム』(TBSラジオ、番組HPより)

「田中さんはもともとそんなに気難しい方ではないのですが、待機時間については納得できないことがあるようで……。実際に待機中に『監督と早く打ち合わせをしたい!』と控室を抜け出し、直接監督へ会いに行ってしまったこともありました。田中さんは常に周囲からの評価を気にするタイプ。PR用の撮影の順番などにもこだわりがあるようで、スタッフは常に気を遣っていましたね。こだわりなのか、現場の洗面所にはいつもボトルに小分けにしたディオールの液体せっけんを持ち込んでいたのも印象的でした」(同前)