「彼女は今、非常に焦っている」

 テレビ朝日の10月期のドラマ『ボーイフレンド降臨!』でヒロインを演じる田中みな実(35)。2014年9月にTBSを退社し、フリーアナウンサーに転身すると、19年12月に発売した写真集『Sincerely yours…』(宝島社)が大ヒットし、ブレイクを果たした。しかし、一見「順風満帆」に思える自身のキャリアについて、危機感を抱いているはずと明かすのは民放のとあるキャスティングプロデューサーだ――。

田中みな実(事務所HPより)

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田中が演じるのは実年齢と同じ35歳の売れない舞台女優

 田中みな実といえば、2020年には女優業にも進出し、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日)で眼帯の秘書役を怪演して注目を浴びた。さらに21年11月公開の映画『ずっと独身でいるつもり?』では初めて主演を飾っている。今年の出演ドラマは、4月クールの『吉祥寺ルーザーズ』(BSテレ東)と合わせて2本になった。

『M 愛すべき人がいて』では眼帯を外さない美女を演じた(テレビ朝日、番組HPより)

『ボーイフレンド降臨!』はジャニーズの髙橋海人(23)演じる記憶喪失の23歳の青年・アサヒと、桜井ユキ(35)、田中みな実が演じる仕事や恋に悩む年上女性との三角関係を描いたラブコメディだ。脚本は『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『婚姻届に判を捺しただけですが』などを手掛けてきた田辺茂範が担当する。テレビ朝日関係者が解説する。

「田中さんが演じるのは、実年齢と同じ35歳の売れない舞台女優です。三宅健さん(43)演じる小劇団の主宰者と同棲しており、彼の劇団で女優兼、裏方として働いているものの、彼氏からゴーストライターをさせられるなど都合よく使われる関係に疑問を抱いている。そんな時、髙橋さん演じる記憶喪失の年下男性・アサヒを保護したことをきっかけに、恋に落ちていく……という役どころです。9月末にクランクインしました」

『ボーイフレンド降臨』(テレビ朝日、番組Twitterより)

 演じる「売れない女優」とは異なり、順調に女優業をこなしているように見える田中みな実。そんな彼女が一体何に「焦っている」かと言うと……。冒頭のキャスティングプロデューサーが続ける。