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連載文春図書館 ベストセラー解剖

“説明がうまい人”はどんなテクニックを使ってる? 実際に試してわかった、本当に「使える」説明法とは

『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(ハック大学 ぺそ 著)――ベストセラー解剖

2022/10/12
『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(ハック大学 ぺそ 著)アスコム

 世にある説明法を数多試し、そのうちの「これは使える」とわかったものだけを紹介した本書が好調だ。類書が多い中でのヒットの一因は、チャンネル登録者数約27万人のビジネス系人気YouTuberにして外資系金融機関の会社員という著者の特異性にありそう。

「著者はYouTube動画で若手視聴者への高い訴求力を発揮しています。さらにビジネスの現場で実際に起きている問題を肌感覚で理解しているという、現役のビジネスパーソンならではの強みも持つレアな存在。この方なら説得力のある言葉を紡いでくれるはずと思い、執筆を依頼しました」(担当編集者の池田剛さん)

 結果、リアルでライブ感のある内容に仕上がり、30代のビジネスパーソンを中心によく売れているそう。

 本書には、《まず「結論」から始める》《「抽象(ざっくりした大枠)から具体へ」という流れを守る》等の実用的な説明テクニックが詰まっているが、なかには動画にも有効な《期待をあおる》というYouTuberらしいものも。1つのテーマを深く掘り下げコンパクトに収められるという本の強みと、若い世代には身近で親しみやすいというYouTubeの長所がうまく融合した一冊になっている。

「ワンパッケージで多数の要点をおさえられるのは、本ならでは。動画にはないその良さをぜひ味わってほしいです」(池田さん)

2022年2月発売。初版7000部。現在11刷7万部(電子含む)

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