――幸せが降り注ぐ! ネーミングが最高ですね。どのような製法なのでしょうか。
林 ハッピーターンの甘じょっぱい味付けの最後に、コク旨の美味しさをシャワーのようにかけて仕上げることで、コクと旨みの追い掛けで、味わい深い美味しさを感じられるような製法です。
「甘い→しょっぱい→甘い→しょっぱい……」という味の変化を繰り返すことで、「お菓子をやめられない」という嗜好の再現に一役買っています。ハッピーターンひとつで「やめられない止まらない」ループを再現できるようになっているんですよ。
お客様からは「パウダーだけ発売して欲しい」という声も
――なるほど。いくらでもハッピーターンを食べられる仕組みになっているんですね。
林 そうなんです。いくらでも食べていただけると嬉しいですね(笑)。ちなみに成分はとてもシンプルで、旨味のもとであるアミノ酸・塩・砂糖でできています。配合や秘訣は……社内で限られた人しか把握しておらず、実は私も知らないんですよ。ただ、旨味を引き立てる成分として、アミノ酸は必須であるそうです。
このパウダーに取り憑かれる人が多くて、お客様からは「パウダーだけ発売して欲しい」という声や、「お煎餅のパウダーをかき集めてご飯にかける」という声もいただいています。
――話題の変わり種「パウダー200%」についても教えてください。意外に長い歴史を持っていますが、販売を始めたきっかけは?
林 実はお客様から「もっとパウダーがたっぷりついた商品はないのか」という声もいただいていたのです。皆さん普通のハッピーターンでは物足りなくなってきて、もっと濃い味わいのものが欲しかったのでしょうね。そうしたご要望に応える形で、2009年に「50g パウダー200%ハッピーターン」を発売しました。
その後、パウダー200%から250%へと変化し、現在はコンビニエンスストア限定で、パウダー250%タイプの商品を販売しています。濃い味が楽しめるパウダー250%はお酒と一緒におつまみとしてご購入されるお客様も多いようです。