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〈元小学生ギャル〉「入学から半年経っても教室に入れない」「髪色の問題で遠足も辞退…」中学生ギャルの父親(30)が、学校側の対応に思うこと

中学生ギャルじゅなインタビュー#1

genre : エンタメ, 芸能

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オンラインの学校に通うのは難しいと考える理由

お父さん そういう意見も見ました。ただ、本人はオンラインの学校に行きたくないと言ってるので、無理やり行かせるわけにはいかなくて。それに今の中学には小学校の時からの友達がたくさんいるので、じゅなも離れたくないと思います。

――とはいえ、義務教育ですから教育を受けさせる義務もありますよね。そのバランスが難しそうです。

お父さん その通りです。父親としては中学校はきちんと最後まで通ってほしいと思っています。

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 学校側と何度も話し合った結果、やはり髪の毛を染めている子は一緒の教室に入れることはできないという結論だったので、この先も別室で授業を受けていくしかないと思います。

 

 ただ親としては、そのうちに通わなくなってしまうのではないかという不安もあります。入学から半年が経ちましたが、ずっと1人での別室授業は、本人の中でやはり辛くなってきているようなので。

――このまま卒業するまで別室での授業が続くのは、じゅなさんにとっては難しいのではないかと。

お父さん そうですね。今の様子を見ていても、学校へ行くのはしんどうそうですし、帰ってきてからもあまり笑顔はなくて。校内で、友達と話すことも遊ぶこともできないのは、きついんじゃないかと思います。

 

――「黒髪にして、『egg』の撮影の時だけウィッグを被ればいいのでは」という意見もありましたが、それだと難しいのでしょうか。

じゅな 『egg』のモデルとして、日々SNSで日常を投稿していますし、ギャルにとって派手さは欠かせないと思います。ウィッグも中学に入って最初の頃は検討したんですが、やっぱり『egg』モデルの中で浮いてしまうので少し違うかなと。

お父さん できれば黒髪にしてほしいという気持ちはありますけど、仕事上、難しいみたいで。本人次第ですけど、仕事のスケジュールが空く期間があれば、黒髮にする機会があってもいいんじゃないかなと思います。

 それで一度でもみんなと一緒の教室で授業を受けることができれば、本人も「教室で一緒に授業を受けられるなら、このまま黒髪の方がいいかも」と思うかもしれないですし。親としていろんな選択肢は与えていきたいと思っています。

写真=鈴木七絵/文藝春秋

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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